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■健康法は食事法■
2005年のデータでは、年間の医療費が32兆円という国家予算の三分の一以上にも膨れ上がる一方、癌や心臓病、脳卒中の三大成人病、糖尿病、通風、高血圧などの生活習慣病は増加の一途を辿っています。
この様な時代背景をもとに、私たちの健康への関心もますます高まりつつあります。
巷には様々な健康法がとりざたされ、ファッションの如く、万人に効く健康法として紹介されています。
そんな時代だからこそ、私たちは、「健康の原則とは何か」というもっとも根本の問題に目を向ける必要があります。
健康の基本は、はやり食事です。いわゆる「健康法」とは「食事法」と置き換えても良いでしょう。
正しい食事法ははすべての病気を根本から予防し治すことになるのです。老化にしても、それを遅らせることができるのです。
また、忘れてはならないことは、人間も自然界の中の一生物であると言うことです。人間も自然の一環であり、自然の中で育まれていることを自覚してこそ、健康に生きられるのです。
そして人間も他の動物と同じように、人種とか生活地域によって、それぞれ見合った食生活をすべきであり、 生まれ育った国、その土壌でとれた植物や動物をできるかぎり自然のまま食べることが食生活の大原則です。

我々日本人は、穀物、野菜、海藻類、果物、魚介類を食事の中心としてきました。したがって、欧米人の食生活の基本である肉類や乳製品などを過度に摂取することは、日本人のからだにとっては決して健全な食事法とはいえないことになるわけです。
■ファイトケミカルが栄養学を変えた■
世界中で行なわれてきた多数のがん予防研究の蓄積により、非常に単純な結論が導き出されたのですが、がんを予防する物質が動物性の食品からは見つからず、植物性の食品からだけ見つかったのです。
しかも、その数があまりにも多数だったために、新語をつくって、「ファイトケミカル」と総称したのです。
この「ファイトケミカル」は最もありふれた植物性の食品、スーパーなどに並んでいる日常的な果物と野菜 の中から見つかっているのです。
■ファイトケミカルとは何か?■
植物は動物と違い、生まれてから死ぬまで同じ場所で生きてゆかなければなりません。そして植物は、他の有害な動物や昆虫、紫外線などがふりかかって来ても逃げることができません。

そこで植物はこうした有害物質や毒から自らを守る為に、体内で独自の化学物質を作りそれらの有害物質や毒を無害化するシステムを身につけたのです。そしてその化学物質こそがファイトケミカルなのです。
植物の色や、香りの成分は、ほとんどがファイトケミカルなのです。
この植物の防衛本能から作られたファイトケミカルは、われわれ人間の体内に取り入れられても、同様に解毒作用や病気に対する抵抗力として能力を発揮することがわかっています。
■ファイトケミカルは万病の予防物質■

過食、運動不足、疲れ、アルコールやタバコの過剰、ストレス、睡眠不足、紫外線などの悪い生活習慣や環境により、現代人の体内の細胞膜からは大量の活性酸素が発生しています。この活性酸素は細胞の核の遺伝子を傷つけたり、脂肪を過酸化脂肪に変え、それにより、様々な病気(がん、動脈硬化、炎症、アレルギー)や老化の元凶となってしまうのです。
野菜や果物のファイトケミカルは、このような活性酸素を除去する抗酸化作用を持っており、ファイトケミカルを体に取り込むことは、老化や万病の予防・治療につながる、ということになるのです。
ですから、私たちは果物と野菜が十分摂れる食事を心掛けなくてはならないし、日本人の本来の食生活にも適合するのです。
■過食は万病のもと■
日本には、「腹八分に病なし」「腹十二分に医者足らず」という諺があります。誰でも経験があると思いますが、食べているときは楽しいのですが、ひどく食べ過ぎた後などは、胸やけや、ひどいときは嘔吐を伴う不快な状態となります。
翌朝はからだが重く、睡眠も充分に感ぜず、不快感が抜けない場合もあります。
それほど暴食は、体にダメージを及ぼす場合があるのです。ましてや、過食が習慣化した 場合、体に悪影響がないはずがありません。

研究によると、毎日飽食させた太ったネズミと、一日おきに断食させた痩せたネズミと比較したら、太ったネズミが5倍癌にかかりやすく、痩せたネズミは太ったネズミの2倍長生きし、脳も老化による損傷が少ないそうです。
■健康は正しい食事法と、適度な運動から■
食事法とともに、適度な運動も健康には不可欠です。運動をほとんどしない人たちは、よく体を動かしたり、適度な運動を行なっている人たちと比較すると、癌や心臓病になるリスクが2倍になるといわれてます。

したがって、果物や野菜中心の食べ物でファイトケミカルやビタミン、ミネラルを摂取し、腹八分の食事と、適度な運動を毎日続けることで、健康な体を維持することができるのです。

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