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2000年シドニー五輪の女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子選手は、走ることの魅力をこう語っています。
「走りながら自然と触れ合うのもいいし、考えごとをしながら走るのも楽しい。汗をたくさんかいて走り終わった後、ジャージのまま芝生の上に寝転がって大空を見上げたときの気持ちよさって最高!これって、ランナーでなければ味わえない幸せですよね」
また、優勝直後に彼女は、「42.195kmを本当に楽しく走れました」とも言っていました。

ランニングには、それだけの魅力がたっぷりあるのです。
しかも、私たちの日常の生活にランニングを取り込むことで、生活に確実に変化が現れますが、なによりランニングをすることにより気持ちが爽快になり、仕事や家庭から離れて、自分らしさを取り戻したり、走っている間は、間違いなくたった一人の時間であり、自然を身近に感じながら、いろいろ考えをまとめたりできる貴重な時間をつくることができます。
もちろん、自分の運動能力を高め、健康づくりにもなり、効率的なダイエット法にもなるのです。
■最良のダイエット法■
ランニングは世の中に数多く存在するダイエットの中でも最も効率的なダイエット法です。よくサウナに入って減量したつもりの人がいますが、あれは一時的に体重が減っているだけで、根本的なダイエットになっていません。なぜなら、減らすべきは水分ではなく脂肪だからです。
脂肪を減らすには、持続的に行なうことができる有酸素運動が最適で、たとえばウォーキング、ランニング、水泳、自転車などがありますが、その中でもランニングが最も効率的な有酸素運動なのです。
たとえば、体重が70kgの人が30分運動した場合に消費するカロリーを比較すると・・・・・・
・ウォーキング:169cal
・水泳 :270cal
・自転車 :135cal
・ランニング :285cal

しかもランニングはいつでもどこでも気軽に行なえるという利点があり、それだけ長続きしやすいのです。
さらに、運動生理学的な研究によると、心拍数を1分間に120程度を維持した運動量が一番体脂肪を効率的に燃焼させることができるそうです。
この心拍数120程度というのが、軽いランニングに当たるのです。
そして、脂肪はまず内臓周辺から消費され、筋肉がついて引き締まった体になって、プロポーション全体が良くなって行きます。しかも、体質的にも太りにくい健康体に変わって行くのです。
■まずウオーキングから始めてみよう■

いままであまり運動をしていない人がいきなりランニングを始めるのはあまりお勧めしません。
ひざを痛めたり、筋肉痛で日常生活に支障をきたし、結局三日坊主で終わるケースが多くなってしまいます。
だから、まずウォーキングから始めてはどうでしょうか?最初は30分間のウォーキングをできるだけ毎日続けてみて下さい。このウォーキングを2週間続けることができれば、練習が生活の一部になり、筋肉もできてくるのです。
そして、2週間ウォーキングが続けることができたら、20分ウォーキング+10分ジョギングと言ったように、 ジョギングも少しずつ加え、1ヶ月後には、30分間ジョギングができるようにします。
しかし忘れてはいけないことは、とにかく無理をしないことです。今日は少し気分が乗らないな、足が重いなと感じたら、再びウォーキングに切り替えましょう。
そして、2ヵ月後を目標に、60分間(約10km)のジョギングができるようになることを目指しましょう。
また、ウエアに関しては、痩せたいからといって、必要以上に厚着ををするのは禁物です。汗はたくさんかくけれど、脂肪の燃焼には関係ないので、その日の気温を考慮し、動きやすいスタイルを選びましょう。
スタイルに関しては「これから、やるぞ!」と自分に言い聞かせる為にも、ランニング専用のシューズやウエアを一式そろえ、格好から入ることも長続きさせる為にも有効でしょう。
専門のスポーツ用品店で、詳しい店員さんと相談しながら気に入ったシューズ、ウエアをそろえたら、さあ、心機一転始めてみましょう!

こうして60分間のジョギングが楽しくこなせるようになれば、同時に楽しいダイエットにもなるし、更に目標を高めて、42.195kmのマラソン大会の出場を目指すのもいいでしょう。ただしその場合、それに見合った正しい知識の習得とトレーニングが必要なのは言うまでもありません。

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